投資家であれば知っておきたい決算スケジュールの見方とは

投資家であれば知っておきたい決算スケジュールの見方とは

決算スケジュールを確認する

決算発表は株式投資における一大イベント。株価トレンドを大きく変えるリスク要因にもなる。スケジュールをしっかり確認しておきましょう。

3月決算企業の大まかなスケジュール

企業の決算は1年単位で行われます。決算がいつスタートし、いつ終わるのかは企業によってバラバラです。一番多いのは3月決算。つまり、4月1日に新年度がスタートし、翌年3月31日に年度が終わるパターンです。3月決算企業のスケジュールは以下の通りです。

  • 本決算(5月半ば頃発表)

3月決算企業は、3月末に帳簿を締めて、それを集計し、5月半ばまでに決算内容を発表します。これが「本決算」です。本決算発表では、3月に終わった年度の1年間の数字が確定するとともに、4月からスタートする新年度の通期(1年間)と第2四半期(中間期、最初の半年間のこと)の業績予想が発表されるのが普通です。そして、その後は3ヵ月ごとに途中経過が発表されます。それを「四半期決算」といいます。

  • 第1四半期決算(8月半ば頃発表)

最初の3ヵ月が終わると、第1四半期決算が発表されます。3月決算の企業の場合には、4-6月の3ヵ月分の決算が8月半ばまでに発表されます。第1四半期では、その3カ月間の業績が前年同期と比較して伸びたのかどうか、第2四半期と通期の予想に変化がないか、に注目します。

  • 第2四半期決算(11月半ば頃発表)

6カ月経過すると、第2四半期決算(中間決算)が発表されます。ここでは、その間の業績が前年同期と比較して伸びたか、事前の第2四半期の業績予想をクリアできたか、通期の予想が修正されていないかに注目します。

  • 第3四半期決算(2月半ば頃発表)

9ヵ月経過すると、第3四半期決算が発表されます。やはり前年同期との比較、通年予想の修正の確認を行います。そして12 カ月が終了すると、1年分の業績を集計して発表する本決算となります。

図解3月期決算企業のスケジュール

具体的な決算発表日を確認する

大まかな決算発表のスケジュールは前述の通りですが、具体的な発表日時は企業によって異なります。各企業の決算発表スケジュールについては、Yahoo! ファイナンスの「株式」→「決算スケジュール」コーナーで確認することができます。

決算発表前後は株価の変動に注意

決算発表はサプライズの要因になり、株価のトレンドをがらりと変えてしまうことがあります。自分が持っている銘柄を保有したまま決算発表を通過するかどうかは、重要な投資判断となります。たとえば、「もうすぐ決算発表がある。この企業についてはまだよく理解できていないので、いったん買うのを保留して、決算発表の内容を見極めてから買おう」「この企業については長い間ウォッチしてきて、だいたいの感じを掴んでいる。今回の決算発表でネガティブサプライズが出る可能性は低く、むしろポジティブサプライズが出る可能性が高そうだ」というように、ある程度自信がある場合には、あえて決算発表を乗り越えてホールドする(株を保有する)という選択もありでしょう。注意しなければならないのは、リスク要因を把握せずに投資して、知らずに決算発表が行われて、株価が暴落した……というケースです。たとえば、第3四半期までの業績が好調で、通年の予想を上方修正していた企業があるとします。そこで「業績好調」と判断し、株を買いました。ところがその数日後、本決算を迎えてみると、終わった年度の数値は予想通りだったものの、「新年度の業績予想」では減益の数値が出されてしまった……。このように「上方修正後に株を買ったら、本決算発表で暴落した」というパターンはよくあります。本決算の発表前には、本決算発表での「新年度予想」を意識しながら投資判断をしていきましょう。

 

いかがでしたでしょうか。投資の中でも最もポピュラーな株式投資を学ぶことで、自身の金融リテラシーを大いに高めつつ、資産形成に繋げることができます。資産運用に興味のある方は少額からでもいいので、一歩ずつ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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