株式チャートリーディングの極意②

株式チャートリーディングの極意②

今回は前回に引き続いて株式において知っておきたい株価の分析法を皆様にご紹介したいと思います。

 

株価チャートによる最も基本的で重要な投資戦略

「上昇トレンドの押し目買い」

 

「最も基本的だけど、最も有効なパターン」の2つ目は、上昇トレンドが継続する中でー時的に下落する形。これも基本中の基本だけど、かなり使えるパターンと言えます。

 

上昇トレンドを確認して、その中の一時的な安値を捉える形

「押し目」というのは一時的な下落局面という意味です。そして、注目している株が上昇トレンドのチャートの形になっていたら、その押し目で買うというのがオーソドックスな基本戦略の一つと考えられます。上昇トレンドの押し目買い戦略を行うためには、

1.株価が上昇トレンドであることを確認すること

2.押し目のメドを考えること

の2つが必要になります。この2つのポイントを考えるうえで有効なのが移動平均線です。移動平均線はその向きでトレンドを示し、その線そのものが押し目買いのメドになるからです。

図解:上昇トレンドの押し目買い

投資スタンスに合った移動平均線を選ぶ

しかし、移動平均線にもさまざまな期間の移動平均線があります。「上昇トレンドの押し目買い」をするためには、どの期間の移動平均線を参考にすればいいでしょうか。投資スタンスによって適した移動平均線が異なってきます。そこで、具体的にどのスタンスにはどの移動平均線が適しているのか、一般的な対応関係を下の表にまとめました。基本的には、トレード期間が短いほど短い移動平均線を、投資期間が長い投資ほど期間の長い移動平均線を使います。速い値動きを捉えるほど短期の移動平均線を、また、ゆったりした値の動きを捉えるほど短期の移動平均線を使います。実際には株価チャートをよく見て、自分が狙っている相場トレンドや値動きにはどの移動平均線が機能しているのかを確認して、それを利用していくということになります。

図解:投資スタンス別最適移動平均線

2段構えで押し目買いする戦略

ここで問題になるのは、「週足チャートを使った中期投資」の場合には、主に 13 週移動平均線と 26 週移動平均線と2つのメドがあるわけで、どちらを押し目の買いポイントと考えたらいいのか、ということです。13 週移動平均線をメドにするか、26週移動平均線をメドにするかについては、次のようなメリットとデメリットがあります。

図解13週移動平均線と 26 週移動平均線のメリットとデメリット

 

転換の4段階のサイン

株式投資家にとって株価トレンドが転換する局面は、株の売買ポイントとして特に重要。そのトレンド転換を2本の移動平均線で捉える場合、4段階でサインが出現する。

移動平均線は「線の向き」がトレンドを示すのですが、その線が上向きに転じる兆しとして「株価が線を上回る」という動きがあります。13 週移動平均線と 26 週移動平均線の2本を使うと、株価トレンドが上昇転換するサイン、下降トレンドのサインとしてはそれぞれ下記のような4段階があります。

図解 トレンドサインの四段階

今のトレンドが上向きなのか下向きなのか、トレンドがどちら方向なのか……。この判断は4段階のサインの○の数と、ファンダメンタルズなどその他の条件から総合的に考えることが有効打であると言えるでしょう。またこれ以外にも考えられる株価の上下の挙動のファクターはたくさんあり、これらもあくまで1指標の一つであることに他なりません。これより発展的な内容は聞くより実際に株式に触れて実感するのが習得の一番の近道です。投資における自分の引き出しの多さがその投資の良し悪しを決めると言っても過言ではないのでこの引き出しの多さに常にアンテナを張り日々のトレードを行いましょう。

いかがでしたでしょうか。投資の中でも最もポピュラーな株式投資を学ぶことで、自身の金融リテラシーを大いに高めつつ、資産形成に繋げることができます。資産運用に興味のある方は少額からでもいいので、一歩ずつ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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