株式チャートリーディングの極意③

株式チャートリーディングの極意③

今回は株式投資における株価の分析法の中でも最も大切である、チャートリーディングの手法を一挙公開していきたいと思います。この項目は長いので2回に分けてご紹介していきたいと思います。

 

主なチャート

パターン株価チャートには繰り返し現れるパターンがいくつか知られています。それらは、その意味合いやファンダメンタルズ的判断なども合わせると有効な売買サインになりえます。

 

最重要2パターン以外にも、有効なパターンがいくつかある

ここまで2つの「買いパターン」と、移動平均線の使い方について詳しく見てきました。チャートパターンと移動平均線についての関係も見てきました。チャートパターンについては、「もみ合いからの上放れ」と「上昇トレンドの押し目」の2つが最重要ですが、それ以外にもいくつか相場の動きや売買の判断を考えるときに重要なパターンがあります。それらをざっくりご紹介していきます。底値確認のパターン(=買いサイン)が5つと、天井確認パターン(=売りサイン)が3つ、さらに、上昇トレンドの途中で出てくる強い買いサインとして「ティーカップ型」というパターンについてもご紹介していきます。これらのチャートパターンについては、機械的に「この形だから底打ち」などと覚えるのではなくて、どうしてそう解釈できるのか、その意味合いを十分に理解することが大事です。そのうえで、ファンダメンタルズや全体相場なども考え合わせて、「これはやはり重要な買いシグナルだな」というように判断力を増強させることができます。何度も繰り返しますが、チャートを見ていくコツは、ファンダメンタルズも考え合わせながら、チャートの「意味」を考えていくことです。そうした点を意識しながら、次ページからのチャートパターンの解説をお読みください。

 

底値確認パターン①

下降トレンドからの急騰

底打ちパターンの1つ目は「下降トレンドからの急勝」です。これは、その名の通り、下降トレンドの状態から急激に反発して底打ちするパターンです。投資家たちの認識を変えるような大きな出来事、たとえば、・大胆なリストラが発表された・買収されて凄腕の経営者が乗り込んでくる・会社の業績を一変させそうな新規事業の好調さが確認されるなど重要な出来事とともに動く場合は、底打ちの可能性は高まります。ただし、この動きは「だまし」(底打ちサインのようで、実はそうではなかったということ)のケースが多く、見極めが難しいパターンです。このパターンで株を買っても、安値を割り込んだらいったん損切りして様子見スタンスにする、という方針にしたほうがよいでしょう。

図解:下降トレンドからの急反発

底値確認パターン②

セリングクライマックス

「底打ちからの急反発」に似ているパターンですが、下降トレンドの最後に下落ピッチが加速し、最後に出来高が通常の5倍とか10倍以上に急増する、という動きがあるパターンです。これはまさに、下落が続いた末に売りのクライマックスとなったと解釈できるパターンです。ですから、「底打ちからの急反発」よりも底打ちの確率は高くなります。少なくとも、大きなリバウンドになる可能性は高くなります。ただし、急落の背景に「深刻な経営問題がある」場合には、ほとんどリバウンドしないまま一段と大きく下落するリスクもあるので、急落の背景がどんなものかよく見極めることが大切です。そうした意味で、投資に利用するにはなかなか難易度の高いパターンといえます。

図解:セリングクライマックス

底値確認パターン③

急騰一押し目→高値更新

このパターンは、「下降トレンドからの急騰」の後に、押し目→高値更新という動きが加わったものです。こうなると、単なる「急騰」よりもかなり確度が高い底打ちサイン (=買いサイン)になります。買いが単発的に終わるのではなくて、押し目をつけたところから再度どっと買いが入り、急勝した時の高値に近づいたところでは売りがたくさん出てくるはずですが、それも吸収してさらに買い上がっていく動きがあるということで、相当に強い上昇エネルギー(=買い需要)が発生していることがうかがえる、というわけです。このパターンでは、押し目をつけてから高値を更新するポイントが買いポイントになります。

図解:急騰→押し目→高値更新

いかがでしたでしょうか。投資の中でも最もポピュラーな株式投資を学ぶことで、自身の金融リテラシーを大いに高めつつ、資産形成に繋げることができます。資産運用に興味のある方は少額からでもいいので、一歩ずつ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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