株式チャートリーディングの極意⑤最終章

株式チャートリーディングの極意⑤最終章

今回は前回に引き続いてチャート分析方法をご紹介いたします。チャート分析方法に関した最終章になりますのでここまで一読いただいた皆様はもうチャート分析方法に関して言えば完璧になっているでしょう。

 

チャートの主な節目を確認しよう

チャートを見たときにパッと目につく印象的なポイント。たとえば、高値や安値など、皆が意識する水準を節目というが、これは株価の動きが反転しやすいポイントにもなります。

 

株価チャートでは節目を必ず確認する

株価チャートを見るときには節目を意識することも重要です。節目というのはチャートを見たときに目につくポイントであり、高値とか安値とかもみ合いが続いた水準のことを指します。これらのポイントは、その株を売買している投資家たちがすごく意識する水準であり、売り注文や買い注文が出やすいポイントなのです。たとえば、何カ月か前に株価が高値をつけて、そこからいったん下落してから回復してきて、再度高値近辺に到達した状態を想像してみましょう。高値で株を買ってしまい含み損を抱えていた投資家の多くは「やれやれ、やっと売れる」と思って、その株の売り注文を出してくるでしょう。また、株価が下がったところで買った投資家も、前回の高値近辺まで戻ってきたところで、「いったん利益確定しておくか」と考えて売る目標にしてくることが多いのです。

図解:主な節目は高値、安値、もみ合い水準

短期的な上下動を捉えるRS I

RSIは移動平均かい離率と並んで、短期的な株価の上がり過ぎや下がり過ぎを探るための代表的な指標。チャート派の人たちからの人気も高いですが、使いこなすにはいくつかのコツも必要になります。

 

 

上昇の値幅を、値動きの値幅の合計と比べる

株価は上昇トレンドの時でも下降トレンドの時でも、ある程度上下動しながら動きます。そうした「トレンド内での短期的なの上下動」の動きを捉える指標をオシレーターといいます。オシレーター系の代表的。テクニカル指標がRSIです。RSIは下の式のように、一定期間をとって、その期間内の「上昇日の上昇幅の合計」を分子、「上昇日の上昇幅の合計」と「下落日の下落幅の合計」を足したものを分母として割り算し、パーセント表示したものです。短期的な値動きを見るには14日間のRSIを使うことが多いです。14 日RSIの場合、14日間の全ての日が上昇したら 100%、全ての日が下落したら0%になります。7日上昇し、7日下落し、その上昇幅と下落幅の合計が同じなら 50%となります。RSIを使った売買サインとしては、一般的に、80%を超えたら上昇が過熱したと判断して「売り」、20%を下回ったら下落の動きが過熱したと判断して「買い」と見ます。

図解:RSIの式

一目均衡表を用いて相場の流れを捉える

一目均衡表は5本の線を使う複雑なチャートだが、抵抗帯を示す“などビジュアルに訴えたわかりやすいチャートにもなっています。その使いこなし方を探っていこう。

 

まずは5本の線をしっかり把握しましょう

一目均衡表とは、相場の需給の均衡を一目瞭然にビジュアル化したチャートという意味です。一見複雑そうにも見えますが見慣れてくると相場の大きなトレンドがわかりやすいということで投資家の間で人気が高まっています。一目均衡表はローソク足と5本の線から成り立っています。5本の線については以下の表にまとめた通りです。基準線は過去9日間の高値と安値の中間値を結んだ線、基準線は過去26 日の高値と安値の中間値を結んだ線となります。どちらも移動平均線にも似た線であり、過去 26日間の高値と安値の中間値の基準線の向きが株価トレンドを示します。そして、過去9日間の高値と安値の中間値を結んだ転換線は、基準線との位置関係でトレンドを示します。転換線が基準線より上ならば上昇トレンド、下ならば下降トレンドという見方になります。さらに、基準線そのものが、押し目買いのメドになります。

 

一番目立つ“雲”が一目均衡表の目玉

一目均衡表で最も注目されているのが“雲”と呼ばれているものです。転換線と基準線の中間値を結んで26 日先にずらした先行スパン1と、過去52日間の高値と安値の中間値を結んで 26 日先にずらした先行スパン2という2つの線で囲まれた部分が“雲”です。この一目均衡表の雲はチャートを見てもとても目立つ部分ですが、株価の値動きの抵抗帯として働くことが多いです。トレンドの見方としては、株価がごこの雲の上にあれば上昇トレンドであり、雲そのものが押し目買いのメドになります。

 

遅行スパンで、現在の株価と 26日前の株価を比べる

一目均衡表の5本目の線は遅行スパンです。これは、本日の終値を26日前にずらしたものです。そうすることによって、26 日前の株価と現在の株価を比べるわけです。現在の株価が 26 日前の株価よりも高ければ上昇トレンド、低ければ下降トレンド、という見方になります。株価は毎日のように上下動しますが、細かく上下動しながらも 「26日前の株価よりも上にいっていれば上昇トレンドが継続している」というふうに一目均衡表では見るわけです。

一目均衡表の5本の線一目均衡表には4つのシグナルが存在します。ここまでまとめると一目均衡表には4つのトレンドシグナルが存在することになります。そしてシグナルの判断材料となるファクターは以下のように分類分けされます。基準線の向き基準線と転換線の位置関係株価と雲の位置関係遅行スパンの位置となります。具体的にシグナルを明瞭にまとめたものをここに用意しました。これが頭の中にインプットできれば今後あなたの株式投資の大きな役に立つでしょう。

図解:一目均衡表におけるトレンドシグナル

 

いかがでしたでしょうか。投資の中でも最もポピュラーな株式投資を学ぶことで、自身の金融リテラシーを大いに高めつつ、資産形成に繋げることができます。資産運用に興味のある方は少額からでもいいので、一歩ずつ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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