リスクを負わない株式投資バイブル

リスクを負わない株式投資バイブル

多くの投資家としてスタートを切った方々にありがちなのですが、株式投資においてトレンドを見極める手法であったりチャートを分析する能力ばかりに対してば関心がある傾向にあり、注文方法に意識を向けない方がほとんどだと思います。これからご紹介する注文方法に関する知見は損切りする上など知っているだけで格段にリスクを抑えることができるため是非ものにしましょう。

 

「逆指し値」注文でリスク管理

基本的な注文方法である「指し値」の反対をするのが「逆指し値」。上手に使えば損失拡大や利益確定に使える便利な注文方法になります。

いろいろな用途で使える注文方法

「逆指し値注文」は指し値の逆で、「指定した価格以上になれば買い」「指定した価格以下になれば売り」とする注文です。予想以上に損失を拡大させたくないとき、トレンドに乗った売買をしたいときなどに有効な注文方法です。具体的には以下のような場面で使います。

損失を限定する逆指し値

保有する銘柄について、相場が自分の予想と反対に動き、思わぬ損失を被ることを避けるときに使います。たとえば 150円で購入した A社株を持っているとします。そのまま株価が上昇すればいいのですが、そのうち、相場全体が下げそうな雰囲気がしてきました。A社株が急落することに備えて、135円で「売り逆指し値」注文を出しました。するとやはり相場は急落し、A社株も急落。135円を下回ったところで、売り注文が成立しました。15円の損失となっても、株価がその後もっと下がった場合、結果的に損失の拡大を未然に防いだといえます。

図解:損失を限定する逆指値の方法

利益を確定する逆指し値

買った株が上昇し、ある程度の含み益が出ています。このまま勢いをつけて上昇していってほしいところなのですが、下がる可能性もあります。そんなときには、下がってきたときに備えて、「○円以下に下がったら売り」と逆指し値注文を出しておきます。相場が反転して株価が急落したとしても、逆指し値注文を出しておけば、ある程度の利益を確保することができます。

図解: 利益を確定する逆指し値

以前の高値抜け。レンジ抜けを狙う逆指し値

ある銘柄がボックス圏を描いています。もう一度ボックス圏の底にきあときに買おうと思っていましたが、下がってきそうにありません。ボックス圏の高値を抜くと相場のトレンドが変わり、株価上昇にさらに勢いがつく可能性があります。「この価格を超えたら、一気に上昇しそうだ」と予想するポイントに、買い逆指し値注文を出しておくのです。これにより「勢いを逃して買えなかった」を防くぐことができます。

図解:以前の高値抜け·レンジ抜けを狙う逆指し値

 

信用取引の仕組み

通常の現物取引だけでなく、信用取引も組み合わせて使えば、資金効率が高まるだけでなく、相場の下落局面でも利益を生み出せるチャンスがあります。

信用取引とは?

信用取引とは、自分の持っている現金や株券を担保にして、証券会社からお金や株券を借りて行う取引のこと。大きく3つの特徴があります。

特徴1 少ない資金で大きな取引信用取引なら、たとえば 30万円の投資資金を保証金として差し入れることで、最大100万円の売買を行うことができます。レバレッジを利かせて、少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みであり、資金を効率的に使えるというメリットがあります。

図解:信用取引なら少ない資金で大きな取引ができる

特徴2「売り」から取引を始められる通常の取引では「株を買う→買った株を売る」という取引しかできません。信用取引の場合、買いから始める取引のほかに、「株を売る(空売り)→売った株を買い戻す」という取引ができます。現物取引では、株価が上昇したときにしか利益を得ることはできませんが、信用取引を使えば、株価が下落したときにも利益を得るチャンスがあります。

図解: 信用取引なら「売り」から取引を始められる

特徴3 同一資金で何度でも取引I OK2013年からのルール改正により、同じ日に同一資金で何度でも取引できるようになりました。一日に何度も売買して少ない利益を積み上げたり、うまくいかなかったら早めに損失を確定したりと、短期売買がやりやすいのも信用取引の特徴です。

信用取引にも2種類

信用取引にも2種類あります。「制度信用取引」と「無期限信用 (一般信用)取引」です。信用取引では、買建てした場合は返済売りを、売建てした場合は返済買いをすることで、損益を確定します。この返済に期限があるのが「度信用取引」です。制度信用では新規に買建てまたは売建てしてから。カ月以内に建玉(買建てまたは売建てをして決済していない取引のこと)を決済しなければなりません。一方、無期限信用取引には返済期限がありません。また、制度信用は「売り」から入る取引が可能ですが、無期限信用ではほとんどの証券会社で「買い」からしか取引できません。無期限信用は、期限を気にせず幅広い銘柄を取引できるというメリットがありますが、売建てができない、建玉を持っている間にかかる金利が少し高いなどのデメリットもあります。

図解:制度信用取引と無期限信用取引の仕組み

 

いかがでしたでしょうか。投資の中でも最もポピュラーな株式投資を学ぶことで、自身の金融リテラシーを大いに高めつつ、資産形成に繋げることができます。資産運用に興味のある方は少額からでもいいので、一歩ずつ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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