フィンテックの中でも、成長株であるソーシャルレンディング。この分野は始まったばかりということもあり、簡単に飛びつくにはリスクがあるかなと思いますが、今後の金融のあり方を変える可能性がある分野だと期待を込めてまとめてみました。
ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングは個人投資家のお金を運営会社がネット経由で仲介し、企業や個人などに貸し出す仕組みです。不特定多数の人から小口の資金を集める「クラウドファンディング」の一種で、まず英米で広がりました。
国内のソーシャルレンディングサービス
maneo(マネオ) | あなたの投資が中小企業をサポート!!
https://www.maneo.jp/

運営会社 maneoマーケット株式会社 設立 2007年8月 資本金 308,518,500円
SBIソーシャルレンディング
https://www.sbi-sociallending.jp/

運営会社 SBIソーシャルレンディング株式会社 設立 2008年1月 資本金 10,000,000円
Crowd Bank[クラウドバンク] – 日本クラウド証券 | 資産運用の新しいカタチ
https://crowdbank.jp/

運営会社 日本クラウド証券株式会社 設立 2013年4月 資本金 142,400,000円
Fundinno
https://fundinno.com/

運営会社 株式会社日本クラウドキャピタル 設立 2015年11月 資本金 115,000,000円
Trust Lending|トラストファイナンスが運営する金融型クラウドファンディング!
https://www.trust-lending.net/

運営会社 株式会社トラストファイナンス 設立 2005年6月 資本金 100,000,000円
Lucky Bank
https://www.lucky-bank.jp/

運営会社 ラッキーバンク・インベストメント株式会社 設立 2014年5月 資本金 200,000,000円
海外とつながるソーシャルレンディング投資|クラウドクレジット
https://crowdcredit.jp/

運営会社 クラウドクレジット株式会社 設立 2013年1月
スマートレンド|ソーシャルレンディング | 社会を支えるスマートレンド
https://www.smartlend.jp/

運営会社 SmartLend株式会社 設立 2015年10月 資本金 120,000,000円
ソーシャルレンディングで資産運用をするメリット
ソーシャルレンディングの最大の魅力は何といっても利回りの高さ。各サービスによってそれぞれ違いはあるものの、2017年現在の業界平均利回りは約8%です(年利、税引き前)。
一口数万円からの投資が可能です。取り扱う商品が多いサービス会社では、複数の商品に投資することで、リスクを分散することができる分散投資ができます。
ソーシャルレンディングには満期が数ヶ月~1年という短期の案件が多数取り揃えられています。短期の案件に投資を絞り、リスクを抑えることや、機動的に資金を運用して投資の効率を高めることが可能です。
株式投資などのように市場動向に左右されない、借入した事業者の事業が不調に終わったとしてもパフォーマンスに影響が出ない(それによって借り入れたお金の返済ができなくなるといった可能性はありますが)、といったのもメリットの一つだと言えます。
ソーシャルレンディングで資産運用をするリスク
投資する際はまず、元本保証ではない点に注意が必要です。貸し倒れのリスクがあるため、担保の内容を確認することが重要です。
現在の日本の制度では、出資者が個別の事業者に貸付けることができないため、個別の貸付先の業態や業況の詳細を確認することはできません。そのため、クラウドファンディング営業者の審査能力が大変重要となってきます。会社の信用は最も重要なポイントとなります。
ソーシャルレンディングは匿名組合という仕組み上、投資家(資金の出し手)は投資先の情報を詳しく知ることができません。判断はすべてソーシャルレンディング事業者にゆだねることになります。
一度、ファンドに投資すると運用期間中は資金がロックされ、途中解約することが原則できません。そのため、急に資金が必要になった場合でも、運用期間終了まで待たなくてはなりません。
運営会社が破たんすると、出資金元本が棄損する可能性が出てくることになります。