前回に引き続き株式投資における株価分析のチャートリーディングについて今回もご紹介していきます。

 

底値確認パターン④

Nボトムとトリプルボトム

Wボトムは同じくらいの水準で2回安値をつけるパターンです。株価の下落は2回安値にチャレンジしたけど、その水準より下にいけなかったということで、この2回安値をつけた水準で底打ちした可能性が高いのではないかと解釈するわけです。トリプルボトムは、この動きが3回になったものです。株価は3回安値にチャレンジしたけど、 それ以上下に下がらなかったと解釈できるのでWボトム以上に強い底打ちパターンと考えられますトリプルボトムの中でも、特に2番目の安値が一番安い形になった形を「逆三尊」と呼び、特に強力な底値確認パターンといわれています。

図解:Wボトムとトリプルボトム

 

底値確認パターン⑤

ソーサーボトムとなべ底

「ソーサーボトムとはお皿の底のようにゆったり丸みを帯びた底打ちの形で、なべ底というのは鍋のように平べったい底打ちの形です。どちらも、時間をかけて底値を形成していくパターンであり、13週移動平均線や 26 週移動平均線など主な移動平均線などが収れんする形になっていきます。こうした形になったら、あとは力強い陽線が1本立って「上放れ」のような形になると、するすると上昇トレンドが発生していく可能性が高くなります。ですから、注目している株がこのどちらかの形になったら、「何かのきっかけで上昇トレンドがスタートするかもしれない」と注意深くウォッチしましょう。好業績の発表やアナリストの推奨レポートなどが上昇開始のスタートになることが多いです。

図解ソーサーボトムとなべ底

天井確認パターン①

スパイク型

スパイク型というのは、上昇トレンドが続いた末に、最後に急勝→急落の形になるパターンです。上昇の天井が鋭く突き出た形になるので「スパイク型」といいます。これは、上昇トレンドが続いた末、最後にパニック的な買いが押し寄せた状況を示す形です。セリングクライマックスの逆の形ですね。特に、出来高急増が伴うと高い確率で天井をつけたサインになります。このパターンを売りサインとして使うのが難しい点は、このパターンを確認した時には株価はピークからだいぶ下がってしまっているということです。しかし、原則として、このパターンを確認したらいったん株を売却して様子見スタンスにするのが無難だと思われます。

図解スパイク型

天井確認パターン②

Wトップとトリプルトップ

これは、先ほど説明した「底値確認パターン④ Wボトムとトリプルボトム」の逆のパターンです。Wトップは2回同じくらいの水準で天井をつけるパターンであり、2回高値突破のチャレンジをしたけど、同じ水準で跳ね返されたので天井ではないかという解釈になります。トリプルトップは高値から3回跳ね返されたという形で、Wトップよりもさらに強力な天井パターンです。その中でも特に、2番目の高値が一番高くなっているパターンを「三尊天井」といい、特に強力な天井パターンといわれています。Wトップやトリプルトップの間の安値の水準をネックラインといい、ここを割り込んだことで天井パターンの完成が確認されます。

図解:Wトップとトリプルトップ

天井確認パターン③

急落→反発→安値更新

これも、先ほどご説明した「底値確認パターン 急騰→押し目→高値更新」の逆のパターンです。順調に上昇していた株価が急落するだけでも「トレンド転換か?|と思わせる動きですが、急落してからいったん反発して、そこから改めて安値更新すると、かなり強力な天井確認パターン (=売りサイン)になります。ドッと出た投げ売りが一時的なものではなく、反発したとこから改めて投げ売りが出て、さらに、前回の安値で待ち構えている買いも上回って売りが出てきていると考えられるので、かなり強い下落エネルギーが発生していると解釈することができます。反発後に安値を改めて更新するポイントが売りポイントになると考えられます。

図解:急落→反発→安値更新

ティーカップ型

ティーカップ型とは、株価がいったん大きく上昇した後に反落して、その後再度高値近辺まで盛り返して、その高値水準で少し横ばいにもみ合うという形です。下の図のようにティーカップのような形になるので、この名前がついています。このパターンのポイントは、高値近辺でもみ合うところです。反落しか後に盛り返しても、もう一度同じ水準で高値をつけて下落してしまうと「Wトップ」の形になって、天井確認パターンになってしまいます。このティーカップ型では株価が盛り返した後に高値水準をキープするわけですが、これは「高値近辺で出てきた売りを吸収するだけの十分な買いが入っているので、需給状況はかなり強い」と解釈できます。高値をキープしている部分(ティーカップ型の取っての部分)も買いポイントと考えられますし、このもみ合いから上放れたポイントはより確実性の高い買いポイントと考えられます。

図解:ティーカップ型

 

いかがでしたでしょうか。投資の中でも最もポピュラーな株式投資を学ぶことで、自身の金融リテラシーを大いに高めつつ、資産形成に繋げることができます。資産運用に興味のある方は少額からでもいいので、一歩ずつ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。