あなたの損切りもしかしたら間違っている?投資家への警鐘

あなたの損切りもしかしたら間違っている?投資家への警鐘

今回も前回のリスク管理に続いてリスク管理において重要な生きる損切りポイント方法をお教えしたいと思います。

 

損切りポイントを決めてそこから逆算して投資金額を考える

買う時に目標と理由をハッキリさせると問時に、適度な投資金額を決めることも大事になってきます。投資金額が大きすぎると失敗した時の損失額が大きくなりすぎる可能性があると言えます。

 

売る時のことを考えながら買う

株を買う時には、売る時のイメージも考えておくことが大切です。

  • 利食いの目標

  • 損切りのメド

の2つを考えておくのです。利食い目標については、PERやチャートの節目などによって考えましょう。「この会社だったらPER 15倍くらいまで評価されてもおかしくない」とか、「チャート的にこの節目まで上がってきたら売ろう」などと考えておくわけです。一方、損切りについては、ファンダメンタルズ的な理由とチャート的な理由があります。ファンダメンタルズ的な理由が崩れたら、チャートが崩れていなくても売りという判断になりますが、いずれにしてもチャートが崩れたら売りという判断になるので、損切りのメドがたてられます。えば、下図のように、業績上方修正のニュースが出てきたのを見て、将来性やPERなどの条件も魅力的だったのでこの株を買おう」と考えたとします。それと同時に、「13週移動平均線を5%割り込んだら損切りしよう」と考えたとしましょう。この場合、買うポイントをどこと考えたらいいでしょうか。PERも低いうえに業績上方修正のサプライズが出ているので、株価はこのまま上昇していってしまう可能性も十分考えられます。13 週移動平均線への押し目を待っていたら、買えないまま上昇していってしまうかもしれません。「あくまでも13 週移動平均線まで株価が下がってくるのを待つ」というのも一つの立派な考え方だと思います。しかし、事業内容や将来性も魅力的だし、どうしても上昇に乗り遅れたくないというのなら、このa地点で買っておくという判断も悪くないでしょう。ただし、期待に反して13週移動平均線を5%割り込むところまで下がってしまったら、そこで損切りすることになります。その時に、何円の株価下落幅になるでしょうか。それを考えて購入時の株数に掛け合わせれば、損切り時の損失額が計算できます。その損失額は受け入れられる金額でしょうか。そうでなければ、損切り時の損失額が自分にとって受け入れられる金額になるように、購入時の金額(株数)を調整しましょう。図解:損切りポイントから逆算して購入株数を決める

 

 

仕事に身が入らない、心配で眠ることができない状況が続くなら考え直す

株式市場は大げさでなく、欲望と恐怖心が渦巻く世界。よほど考えて臨まないと、知らず知らずのうちにそうした世界の中で荒波に翻弄され、くたくたになった挙げ句、資産を失いかねない。そうならないためにも心の技術が必要となってきます。

 

欲望と恐怖心が冷静な判断を妨げる

リスク·リターンの比率、金額分散、時間分散、損切り、ナンピン貿い禁止などリスク管理に関する技術的な話をしてきましたが、リスク管理を考えるうえでは精神面の管理も大切です。投資家自身が常に冷静で論理的な判断ができる状態でいないといけません。株式投資で致命的な失敗をしてしまう人のほとんどは、感情的で非論理的に投資判断する状態に陥ってしまっています。しかし、投資家も人間ですから、感情的になることも非論理的になることもあるのは仕方ないことです。大切なのは、それを自覚して、できるだけそうした感情をコントロールすることです。投資家を感情的にさせる二大要因は欲望と恐怖です。「儲けたい」という欲望と、「損したくない」という恐怖心です。儲けたいという欲望が、上昇速度の速くなった高値でたくさんの金額を投資してしまう行動につながってしまいます。一方、損したくないという恐怖心が、買うべきところで買えなかったり、売らなくてもいい安を手放してしまったりします。番怖心も投資家にとって本来は必要なものです。欲望があるかするわけですし、恐怖心があるからリスク管理をするわけです。が倫理的思考と結びついている間はとても良い方向に機能してくれます。しかし、それが暴走して、論理性がなく、欲望や恐怖心だけで動いてしまうと、破滅的な結果に結びついてしまいます。

 

感情のコントロールは、投資金額のコントロールで

では、自分の感情をコントロールして良い方向に働かせるにはどうしたらいいのでしょうか。それには、

  • 売買理由をハッキリさせること
  • 投資金額を適切な金額にすること

の2つが重要です。売買理由がハッキリしていれば、感情が暴走することが抑制されます。感情を抑制して、買うべきところで買い、売るべきところで売ることが可能になります。また、どんなに売買理由が明確でも、投資金額が大きすぎると、投資家は感情的になりやすくなります。ちょっとした値動きにも敏感になって、落ち着きがなくなってきます。具体的には、株価が気になって、

  • 仕事が手につかない
  • 夜も眠れないという

状態になります。こういう状態になったら、まず、投資の理由をもう一度再確認しましょう。それでも落ち着かなければ、投資金額が自分にとって大きすぎるのではないかと考えてみましょう。投資金額が大きすぎると適切な判断や行動がとれなくなってきます。物足りないと思っても、冷静になれる投資金額に減らすべきです。

 

いかがでしたでしょうか。投資の中でも最もポピュラーな株式投資を学ぶことで、自身の金融リテラシーを大いに高めつつ、資産形成に繋げることができます。資産運用に興味のある方は少額からでもいいので、一歩ずつ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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