伊藤忠が中国データセンターファンドを組成

伊藤忠商事は資本提携している中国中信集団(CITIC)と今年、中国のデータセンターに向けた投資ファンドを設けることを発表しました。

現状、中国ではデータ通信量が爆発的に伸びていることから、データセンターが不足しており、ファンド設立をきっかけにデータセンターに関連する事業を広げます。同ファンドは投資家から数千億を私募調達して、シンガポールに設立する予定です。

ビジネスモデルは、両社が共同で取得・開発するデータセンター向けの施設を中国の情報関連企業に貸し、賃料を得る、という形です。この賃料を投資家に分配することを想定しています。中国のデータセンター需要に特化したファンドは世界初となります。

伊藤忠にはデータセンターを運営する伊藤忠テクノソリューションズがあります。伊藤忠は空調や自家発電設備の設計ノウハウを提供し、省エネ性能の高い施設を作る役割を果たし、CITICは用地取得や建設を担うことが計画されています。