メルカリは国内外の全社員を対象に、自社株を用いた新たな報酬制度を導入することを発表しました。「譲渡制限株式ユニット」という制度を導入し、役員やアルバイト、インターン以外の国内外の子会社を含めた社員ほぼ全員に賞与として付与する予定です。

この制度では、人事評価に応じて付与株数を設定し、社員が企業価値の向上を意識して働くよう促す狙いがあります。また半年に1回の人事評価に合わせて、付与する株数や時期を決めた上で、新株を発行します。社員は数カ月後に株を受け取ることができ、その後は原則いつでも売却可能となります。株価の上昇に応じて報酬額も大きくなる仕組みとなっています。なお、年間発行数は、発行済み株式の1%未満に抑える予定です。

現状、HRテックを中心に人事や従業員モチベーションに対する企業の注目度が高まっていますが、今後もベンチャーにおいても、従業員のモチベーションを意識した経営が進んでいくでしょう。