不動産投資のメリット #3

ワンルームマンション投資の入門記事です。「そもそも不動産投資とは?」に引き続き,不動産投資のメリットについてまとめました。ぜひ一読ください。

不動産のメリットには以下のようなものがあります。

  • 「私設年金」の代わりになる
  • 「節税効果」がある
  • 「生命保険」の代わりになる
  • 長期安定収入が期待できる
  • 現物資産である
  • 借り入れでバレッジ効果が得られる

なぜそのようなメリットが生まれるのかを#1~#3で解説していきます.

現物資産である

不動産投資には他の投資商品にはない数多くのメリットがあります。ここでそのメリットを確認しておきましょう。メリットの一つは現物資産であることです。投資商品には大きく分けて「ペーパー資産」と「現物資産」があります。

ペーパー資産には株式や債券などがあります。これは文字どおり、投資の証明として投資家に届けられる紙(ペーパー)からそう呼ばれています。

一方で金や不動産など、形のある資産を現物資産と呼びます。ペーパー資産と現物資産の最も大きな違いは、価値がゼロになる可能性があるかどうかです。たとえば、株式を発行した会社が倒産した場合に、投資家の株券は、価値のない紙くずになる可能性があります。債券も同じです。発行した国や会社が破たんすれば、利を受け取ることができないのはもちろん、元本が戻ってこないこともあります。「償券はリスクが低い」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、場合によっては元本の投資資金がゼロになってしまう可能性もあるのです。

では現物資産である金の価値はどうでしょうか。いきなりゼロになることは、おそらくないでしょう。「有事の金」という言葉があります。これは、世界経済を揺るがすような出来事、たとえば戦争などが起きたときには金が買われるというものです。戦争が起きると、株式や債券はもとより、通貨でさえ、価値が大きく下がってしまうことがあります。そんなときでも金の価格は比較的安定していることから、有事の際には多くの投資家が金を購入するのです。

不動産の場合、もちろん価格の変動はありますが、金と同様、急に価値がゼロになることはありません。災害により大幅に価値が下がる可能性はありますが、複数の不動産を各地に所有することによって、災害リスクなどを分散することもできます。

借り入れでバレッジ効果が得られる

このところ、世界中で格差が拡大しているといわれています。お金持ちはますますお金持ちになり、貧しい人はますます貧しく……。なぜ格差が拡大するのかといえば、もともとの資産が多ければ多いほど、投資で大きなリターンが得やすいからです。

単純計算ですが、1億円を持っている人が年利1%で運用すると、毎年100万円の利息を受け取ることができます。5億円なら500万円。ぜいたくをしなければ、利息だけで暮らすことができそうです。

一方で、100万円しか持っていない人はどうでしょうか。年利1%で運用しても利息は年間1万円です。1万円以上のものを買おうと思えば、元本を取り崩すしかありません。元本を取り崩せば、1年間に受け取ることができる利息はさらに減ってしまいます。このように、元手をたくさん持っていればいるほど、お金を増やすチャンスが広がるのです。

「そんなこといっても元手がないのだからどうにもできないじゃないかー」

多くの人はそう思うかもしれません。たしかにそのとおりですが、元手をつくる方法が一つだけあります。それが不動産投資です。不動産投資はローンを利用できるため、これが元手になるのです。ローンが利用できる投資商品はほかにはありません。仮に不動産投資で2600万円の物件を購入する場合、そのほとんどの部分をローンで賄うことができます。場合によっては自己資金ゼロでも可能です。つまり、元手ゼロの人でも2600万円の自己資金がある場合と同じ投資効果が期待できるのです。さらにローンの返済は家賃という形で入居者が負担してくれるため、わずかな持ち出しで収入が得られるのです。

株の信用取引やFXなどはレバレッジを利用することができますが、不動産投資のように借りたお金を誰かが返してくれるわけではありません。このようなことから、潤沢な元手がないごく普通のビジネスパーソンでも、お金持ちに近づくことができるのが不動産投資なのです。

以上が不動産投資のメリットまとめでした。#1~#3を読んでいただきありがとうございます。

次回は不動産のリスクについて検討していきます。