今回は、株式会社ジャパン・エクイティー・サービスの佐久間英夫社長にインタビューさせていただきました。佐久間社長は、45年間証券営業一筋の、いわば証券のプロフェッショナル。これまでのご経歴やおすすめの投資商品まで、詳しくお話をお伺いしていきます。
Q:会社設立の経緯を教えてください。
A:元々、藍沢証券で働いていました。IFAの制度ができた際、当時の社長が、実力主義の会社の設立を考えたのですが、それが今の会社です。頑張った社員に報酬を。実績を上げても日の目を見られなかった社員に、社長・役員のポジションを与え、成果をあげたらその分報酬を支払う。フルコミッション制の当社の設立には、当時の社長の考えが反映されています。現在、東京の本社のほかに、大阪とつくばに事業所があります。つくば事業所は、意欲のある若い方々と、当社のノウハウを共有して立ち上げた事業所です。年齢層が若い社員が多いのですが、いい成績を残していますよ。
Q:お仕事をするうえで心掛けていることはありますか?
A:やはり、お客様の信用第一です。IFAはまだまだ知名度が高いとは言えませんし、一度信用をなくすと、お客様は中々戻ってきてくれません。また、証券会社の原点は株です。最近は原点に立ち戻り、信頼できる株を中心にご紹介しています。投資も扱っていますが、株が土台にあってからのものだと思っています。優良株を中心に、お客様の資産を増やしていくための手助けをしています。
Q:現在の経済観をお教えいただけますか?
A:世界経済の中心はアメリカです。当社としても、日本株6割、アメリカ株4割くらいの比率で進めていきたいと考えています。しかし最近は、アメリカのマーケットも変動が大きくなってきていますね。日本株でも、いい銘柄はあります。事業内容が良く、世界レベルで影響力を持っている日本の会社株は、多くはないにしろ存在します。当社では、そんな株を中心に紹介していければと考えています。
Q:おすすめの投資商品があれば、是非お教えてください。
A:日本の会社の優良株を、安い時期に買っておくのが一番安心だと思いますよ。日本電産、も、昔は一株4、5千円だったんですから。現在は1万3千円程になっていますよね。他には東京エレクトロン、キーエンスなどもいいですね。また、個人の小口投資家、いわゆるリテールのお客様に対しては、日本の会社の銘柄の中長期投資をおすすめしています。リーマンショックでは、株価が急落しましたけれど、今後はそのような動きは当分ないのではと思っています。日本という国自体は停滞していますが、企業単位で観れば、いい株がまだまだ沢山あります。
Q:貴社では現在、IFA職を募集しているとのことですが、どのような方を求めていますか?
A:年齢は関係なく、前向きな方を求めています。完全コミッション制で仕事していただくので、実力さえあれば高収入が期待できます。当社では、証券会社とは違い売上ノルマがない為、本当にお客様の利益になる提案ができます。「売りたくない投信等を売らなきゃいけない」がないところがいいところですよね。数字の変動に惑わされず、愉快な気持ちを大切に仕事をしていきたいと思っています。
Q:今後、御社が目指す姿や展望をお教えください。
A:新しい事業を始めるよりも、まずは今お客様の利益を第一に追求していきたいと考えています。IFAは完全に成果主義です。お客様が儲かることでIFAの報酬が上がり、会社の発展へとつながっていきます。会社を大きくしていくためには、優秀な営業マンを育て、お客様をしっかりサポートしていくことが大切です。信用はお金で買えません。私の代だけではなく、会社として継続して信用を築いていきたいと考えています。
取材協力:株式会社ジャパン・エクイティ・サービス様
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