データの取り扱い方を決める!!〜CRUDマトリクス分析〜#2

データの取り扱い方を決める!!〜CRUDマトリクス分析〜#2

データの取り扱い方決める!!〜CRUDマトリクス分析〜#1はCRUDマトリクスの理論的な部分の説明でした。こちらではその具体的な手順について説明しています。

CRUDマトリクス分析の手順

CRUDマトリクス分析の具体的な手順は以下のとおりです。

Step 1 CRUDマトリクスの作成

業務プロセスとエンティティの間のCRUD マトリクスを作成します。エンティティ関連図の作成単位に、作成します。基本的には、横にエンティティ、縦に業務プロセスを並べ、交差する欄に、理想の業務フローとUIプロトタイプを基にして、CRUDを記述していきます。

Step 2 業務プロセス側からエンティティを確認

業務プロセスの側からエンティティを確認します。まず、当該の業務プロセスが更新·参照するべきエンティティに、もれなく「生成(C).参照(R)·更新 (U)·削除 (D)」が定義されているかを確認します。
続いて、当該の業務プロセスが更新·参照できるように、エンティティ間のリレーションシップが定義されているかを確認します。不備が見つかった場合には、改めてリレーションシップの定義を行うとともに、業務プロセス側から該当エンティティに対して抜けているデータ操作(生成·参照·更新·削除)の登録を行います。

例:受注する人からみた、エンティティ(やること)とデータ操作の関係

Step 3 エンティティ側から業務プロセスを確認

エンティティの側から業務プロセスを確認します。各エンティティに対して、最低でもCRUDのどれか一つ以上が定義されているかを確認します。不備が見つかった場合には、エンティティ側から、想定される業務プロセスに対してCRUD登録を行います。
想定される業務プロセスが理想の業務フロー図に記述済みかを確認し、なければ記述します。プロセスモデルを変更することになります。

例:受注する人の業務とデータ操作の関係

Step 4 機能とエンティティの CRUD分析

以上は業務プロセスについてのCRUD分析でしたが、機能についても同様ですエンティティと機能とのCRUDマトリクスを作成して、以下の分析作業を行います。

①サブジェクトエリア単位にCRUDマトリクス分析を行う。

② 機能からエンティティを確認する。

③エンティティから機能を確認する。

例:「受注情報登録」の側からエンティティ・データを確認

例:顧客を検索する際のデータ操作の関係

Step 5 外部連携やデータ移行に関するCRUD定義

外部インターフェースの連携先やデータの移行元をエンティティとして定義した場合は、外部連携やデータ移行を司る業務プロセスおよび機能とCRUを登録します。

Step 6 CRUDマトリクスの確認

要件定義におけるCRUDマトリクスの作成は、データライフサイクル、プロセス機能の漏れを確認することが目的です。最後に、この作成目的を果たしているかを確認します。

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